こんにちは。鍼灸のぞえ烏丸の野添です。

当院では頭痛の患者様が多くいらっしゃいますが、最近は「耳の後ろがズキズキ痛む」「5秒おきに痛みが起きる」「頭がピリピリする」などと訴えられる頭痛が増えています。

頭痛といえば「緊張性頭痛」や「偏頭痛」などが一般的ですが、このタイプの頭痛は「後頭神経痛」と呼ばれています。いわゆる神経痛の一種です。

後頭神経には「大後頭神経」「小後頭神経」「大耳介神経」の3つがあります。

この神経は首の筋肉の間を通って、皮膚の表面にでてきます。

なので筋肉の影響を受けやすく、首の筋肉が硬くなると、圧迫され、痛みとして出てきます。

筋肉が硬くなる原因の一つには不良姿勢が挙げられています。

猫背姿勢の方は特に首が肩よりも前に出ているので、首の筋肉の負担が大きくなるので、その状態が続けば、筋肉が硬くなり、神経が圧迫されてしまいます。

また、最近増えているのがスマホの見過ぎです。

このような姿勢で長時間スマホを見ていると首にかなりの負担がかかっています。

首の重さはボウリングの玉くらい（4～5kg）といわれているので、これだけの重さを首の筋肉で負担しています。

この姿勢に心当たりはありませんか？

後頭神経痛であれば緊急性が低く、1週間程度で改善する方がほとんどですが、中には1週間以上続いたり、再発したりされる方がいらっしゃいます。

もし、このような痛みが続いて、なかなか改善しないのであれば、念のため脳神経外科を受診されるのが良いと思います。

病院で検査をして、後頭神経痛だと診断された場合は首の筋肉のコリが原因なので、首の深部の筋肉を緩めれば症状は緩和できます。

当院では痛みを取るだけでなく、再発を防ぐための、治療も行っているので、もしこの症状でお悩みなら、当院までご相談ください。