こんにちは。鍼灸のぞえ烏丸の野添です。
本日は疲労のお話しです。
毎日仕事が忙しくて、寝ても寝ても疲れが取れないという方で、その疲れをコーヒーや栄養ドリンクでごまかしているという方は要注意ですよ!
なぜならあなたはコーヒーや栄養ドリンクに頼らなければ、元気が出せなくなっているからです。
コーヒーや栄養ドリンクに共通しているものといえば「カフェイン」です。
カフェインは眠気覚ましの効果がありますし、寝起きや食後にコーヒーを飲むという方は多いですよね。
しかし、1日の内に何杯もがぶ飲みしている方は副腎という臓器が疲労している可能性があります。
副腎とは腎臓の上にくっついている小さな臓器のことです。(下の図参照)
この副腎の主な働きはホルモンを作り、分泌する所です。
副腎はストレスに対抗するためのホルモンを出すため、現代人にとってはとても大切な臓器です。
ストレスを受けると副腎からコルチゾールと呼ばれるストレスに対抗するホルモンが出され、ストレスによってダメージを受けた体を正常に戻します。
しかし、現代は超ストレス社会と呼ばれるくらいにストレスが常に降りかかってきます。
そうなると副腎は常にコルチゾールを出しっぱなしになるので、徐々に副腎が疲れていき、コルチゾールを適切に出すことができなくなります。
そうして、ストレスと戦えなくなった体は様々な不調を起こすようになります。
免疫機能が下がる
不眠が起こる
朝が起きれなくなる
寝ても疲れが取れなくなる
さらにひどくなるとうつの様な症状が出てくる方もいらっしゃいます。
うつ病と診断されていたのが、単に副腎の疲労だったということもあるそうです。
また、コルチゾールが少ないと日中活発に動くことができないので
副腎を刺激してコルチゾールを出させるために、カフェインに頼るようになります。
なので、カフェインがないと活発に動けない、頭が回らないからと1日に何杯もカフェインを摂っている方は既に副腎疲労可能性が高いです。
その場合は副腎疲労を改善させないと、慢性疲労も改善できません。
もしこれらのことに心当たりのあって、疲労に悩んでいるという方は、当院にご相談くださればと思います。