こんにちは!鍼灸のぞえ烏丸院長の野添です!
前回は低血糖症について書きました。
低血糖症は甘いモノが影響して起こるということでしたよね!
しかし甘いモノを食べても低血糖の症状が出る人と出ない人がいます
この差はいったいなんなんでしょうか?
結論から言えば自律神経のバランスが乱れていると低血糖症状は起こりやすくなります。
なぜなら血糖値の上げ下げを行うのは自律神経の働きによるものだからです。
血糖は私たちが生きていくうえでとても大切なので、空腹時で80~100㎎/dlに保たれています。
食後は30分~60分で120㎎~140㎎/dlくらいまで上昇し、1~3時間後にはまた空腹時のレベルまで戻ります。
血糖値を常に一定に保もつのは、糖が脳の基本的なエネルギー源ということ、そして筋肉や他の組織のメインエネルギーだということが関係します。
脳や筋肉、臓器などをしっかり働かせるのためには常に血糖値が安定していることが人間の体にとって重要なことです。
そのため血糖値を安定させる働きが体にはたくさん備わっています。
血糖値の調節
血糖値が下がった場合
①アドレナリン・ノルアドレナリンによる調節
②グルカゴンによる調節
③コルチゾールによる調節
④成長ホルモンによる調節
⑤甲状腺ホルモンによる調整
⑥肝臓による調整
血糖値が上がった場合
①インスリンによる調節
血糖値に変化があった場合に脳から各臓器に指令が行き血糖値を上下させていきます。
その時に指令を送る役目をするのが自律神経です。
自律神経の働きが悪いと、この指令がスムーズに行えなくなっていまいます。
この状態が続くと血糖値のコントロールが正常に行えなくなり、血糖値が上がりやすいモノを食べた結果低血糖症状を引き起こすことになります。
このように自律神経の乱れは低血糖症状を引き起こします。
血糖値を上げやすい食べ物を控えるのも大切ですが、自律神経を整えるのも大切になります。
自律神経を整える基本は「睡眠をしっかり取る」「運動をおこなう」ですね。
自律神経の整え方は別の機会にまとめて書きますので、お見逃しなく。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
それではまた!